ハーモニィセンターでは、1972年の18泊19日に及ぶ第1回北海道とかちポニーキャンプ®以降、50年以上にわたり、年間約40回の自然体験活動のキャンプを行ってきました。子ども時代にいかに自然体験をするかが、大人になってからの人間性に大きく影響しており、「社会性」「やる気」「思いやり」等、キャンプは様々な成長を子供達にもたらす、と確信しているからです。
ハーモニィセンターでは、1972年の18泊19日に及ぶ第1回北海道とかちポニーキャンプ®以降、50年以上にわたり、年間約40回の自然体験活動のキャンプを行ってきました。子ども時代にいかに自然体験をするかが、大人になってからの人間性に大きく影響しており、「社会性」「やる気」「思いやり」等、キャンプは様々な成長を子供達にもたらす、と確信しているからです。
ハーモニィセンターでは、1972年の18泊19日に及ぶ第1回北海道とかちポニーキャンプ®以降、50年以上にわたり、年間約40回の自然体験活動のキャンプを行ってきました。子ども時代にいかに自然体験をするかが、大人になってからの人間性に大きく影響しており、「社会性」「やる気」「思いやり」等、キャンプは様々な成長を子ども達にもたらす、と確信しているからです。
技術を磨き、思いやりのある強い心を培っていくための豊かな生活体験活動を行っています。キャンプでは、自然と動物(ポニー)とのふれあいを軸に5才から15才の子ども達が、身体を鍛え、気力・体力・そして子どもの成長の支えとなる「たくましさ」「生きる力」を育むための、裏打ちとなる知識、智慧、自信、夢、勇気、辛抱、寛容さ、努力、やさしさ…といった精神性を高めていくことに重点を置いています。
年間を通して、ポニーとの生活(乗ること・お世話すること)を中心に山登り、飯盒炊爨、釣り、海川遊び、水泳、スキー、スケート…など、多様な自然体験の機会を設けています。一度の水遣りで花を咲かす植物がほとんどないように、子ども達が一度の体験で大きく変化するということはそう多くはないはずです。花を咲かせる時期も種類によって異なります。植物をよく観て、必要な時に必要な分だけ水や肥料を与えるように、子ども達にも継続的にそれぞれの成長にあった体験を提供することが大切だと考えています。
ハーモニィ(harmony)とは一般には「調和のとれた状態」をさします。それぞれが独立し、個性を持っているいくつかの“音”が、法則にかなって、まとまりを持った時に出てくる重音の効果を示します。ハーモニィセンターは、様々な考え方や、持ち味を重ね合わせハーモニィを全うしようとしています。
時に「音楽の団体?」と質問される「ハーモニィセンター」という名称は、前身であるハーモニィサークル結成時(1961年)の時代背景に由来があります。非行少年の増加という当時の社会問題に心を痛めていた結成メンバーたちは、「少年非行の予防のためには、子供たちの周囲にハーモニィ(調和)ある人間関係の輪を拡げていくことが必要だ」と考えました。その思いは「すべての人に対して、その尊さを信じよう。」に始まる「ハーモニィ憲章」にまとめられ、現在も私たちの行動規範となっています。
ハーモニィセンターのあゆみに刻まれている様々な活動は、その時々に誰かがつぶやいた「こういうことをやってみたい」や、誰かの「こういうことをやったら喜んでもらえるんじゃないか」という思いを、「本当にできるかな?」と立ち止まることなく、「よし、やってみようじゃないか!」と、支援くださる多くの方々との出会いや知恵と汗を集めて一つひとつ実現してきた歴史です。
結成から60年たった今、欲しいもの、情報は格段に手に入りやすくなりました。一見豊かになったかのようであるものの、それは必ずしも人々の幸せに結びついてはいないようです。かつては当たり前だった、「手に入らないから作る、工夫する」「知りたいことがあるから人に会いに行く」「困っている人の手助けをする」など、実際に、具体的に、自ら行動する必然性と、生きる力を身に付けるために子供たちが体験すべき機会が極端に減少しています。更には、人を幸せにするために開発されたはずの技術や機械が、新たな形で、より深く他人を傷つけることさえあります。
初めてのことにぶつかってもオタオタせず飛び込める体力、気力。手助けを必要とする人に対するやさしい思いやり。自分勝手な言動を抑えられるブレーキ装置。自分たちのために力を貸してくれた周囲の人々の心の深さに気づくセンス。こうしたものは豊かな生活体験を繰り返し積むことで、はじめて自分のものになってゆく。そう信じて、共に楽しみ、共に生活する活動を続け、多くの成果を上げてきたと信じています。
しかし発信力の乏しさから、まだまだ、団体の存在は十分に知られておらず、その思いや活動が届く範囲は極々限られていることもまた自覚しています。今後は、現在進行中の活動を大事に守り育てると同時に、ハーモニィセンターとして「困っている人がいるのに手付かずの課題」「需要があるのに提供できていないプログラム」に目を向け、既に取り組んでいる各地の団体、人々に学び、時には連携しながら、今の時代に応じた新たなハーモニィある人間関係作りに励んでまいります。
1960年大阪府生まれ。信州大学教育学部卒業後、横浜基督教青年会、牧場レストランを経て、1985年に財団法人ハーモニィセンター入職(蓼科ポニー牧場)。1988年、上千葉砂原公園ふれあい動物広場、1989年より事務局。キャンプの企画・実施を14年。2003年、事務局長。2023年、代表理事、現在に至る。様々な場面で感じる、「ここに馬がいたらいいのに…」を一つでも多く現実の風景にすることが残りの人生に与えられたミッションと考えている。馬ではなくギターの話になるとしつこいので要注意。
【主な外部委員等】
NPO法人自然体験活動推進協議会副代表理事
公益社団法人全国乗馬倶楽部振興協会 「馬の多様な利活用を推進するための講習会等開催事業」中央委員
中央青少年団体連絡協議会世話人
内閣府コアリーダー育成プログラムオーストラリア派遣団(青少年分野)団長(2004年)
全国ユースフォーラムアドバイザー(2004年)
NPOフォーラム実行委員(2004年)
青少年タウンミーティング中央企画委員(2005-2006年)
NPOフォーラムファシリテーター(2005年)
社団法人中央青少年団体連絡協議会常務理事(2007-2012年)
実践調査研究事業中央研究委員(2007年)
NPOマネジメントフォーラムアドバイザー(2008年)
財団法人スポーツ安全協会評議員(2008-2012年)
ボーイスカウト第15回日本ジャンボリー実行委員(2009年)
公益社団法人国土緑化推進機構全国学校関係緑化コンクール審査員(2011-2013年)
公益社団法人日本キャンプ協会監事(2014-2016年)
公益財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センター評議員(2014-2015年)
公益社団法人日本キャンプ協会指導者養成委員会委員(2017年)
国立大学法人帯広畜産大学障がい者乗用馬ならびに在来馬の生産法確立事業にかかる推進委員(2018年)
10数名の青年が東京下目黒の下宿の一室でボランティアグループ「ハーモニィサークル」を結成。
専従スタッフ(当時)の金子紹一さんによりハーモニィサークルのオリジナルソングとして作詞・作曲された。
飛行機をチャーターしてヨーロッパに飛び、個々人の関心、希望に沿った研修旅行、『40日間一人ぼっちの旅』を企画。4年間で約1000人が参加。
イギリスの公園で大野リジチョウはポニーに跨った子どもたちを見る。「この景色を日本でも当たり前にしたい」という想いがハーモニィセンターとポニーが相棒になるきっかけに。
大野理事長出身の北海道池田町の町長に夢を語り、18泊19日の第一回ポニーキャンプ®を実施。
文部省(当時)から許可を受け、ハーモニィセンターが収益を目的としない団体として認可される。
長野県茅野市の三井の森の中に牧場を開設。今も続くキャンプの舞台です。
福島県南相馬市の山間に開設。1985年~1999年には牧場留学も実施した。
目黒区の碑文谷公園の運営受託。現在は葛飾区・板橋区・相模原市・横浜市・板橋区・海老名市の動物広場の運営を任されている。
中国との国際交流によりポニーキャンプ選抜チームが天山山脈(4000m~6000m)を馬で超えるプログラムを実施。
シュタインフルト郡青少年局との民間レベルの交流を開始。隔年でお互いの国を行き来している。
モンゴル・ウランバートルに「ユートピア日本語学校」を設立した。
茨城県取手市に開設。ポニーだけでなく川の活動等、幅広く楽しめる牧場に。
現在では、年に一回夏に宮城県亘理町にてキャンプを実施。
内閣府からの認定を受け、公益財団法人に移行。
河川協力団体の指定を受け、河川騎馬パトロール隊発足。
1961年「ハ―モニィサークル」誕生
10数名の青年が集まって、東京・下目黒でボランティア・グル―プ
ハーモニィサークルを結成
千住、大森など都内各地で、子ども会活動や養護施設訪問を実施
1971年までの10年間で参加した子どもの数は15000人を超える
1963年子ども会キャラバンを実施
「青年が変われば世界が変わる」を合言葉に、全国各地を巡回
1969年まで実施
1964年「ハ―モニィセンター」発足
子ども会に加え、働く若い仲間作り(YHS:Youth Harmonian Society)活動も実施。
専従スタッフをおく
1966年ハーモニィセンター専従スタッフ、金子詔一さんが作詞作曲した
キャンプソング「今日の日はさようなら」が誕生
(2007年に文化庁と日本PTA全国協議会が日本の歌百選に選定)
1967年青少年育成国民会議に加盟
青少年育成団体として全国組織に仲間入り
1970年チャーター機によるヨーロッパ40日間自己研修”FTE”
(FLYING TO EUROPE)実施
往復だけは一緒の、ひとりぼっちのバラバラ旅行実施73年までの4年間に704名が参加
1972年第1回北海道とかちポニーキャンプ実施
ポニーキャンプ(合宿訓練)を実施
「親抜き、先生抜き、勉強抜き」の18泊19日
現在まで続く「ポニーキャンプ」のはじまり
1973年日本で初めてのポニークラブ開設
東京・町田市郊外にて、「広~い原っぱをポニーで駆けよう」を合言葉にスタート
1976年財団法人ハーモニィセンター誕生
文部省(青少年課)の許可
1977年蓼科ポニー牧場開設(長野県茅野市)
1980年相馬ポニー牧場開設(福島県南相馬市)
1981年目黒区碑文谷公園こども動物広場運営受託
1982年葛飾区水元中央公園こども動物広場(ポニースクールかつしか)運営受託
1983年ポニーキャンプ選抜チーム、天山山脈(中国)を馬で越える
中国との国際交流スタート
1985年相馬ポニー牧場で「牧場生活体験留学」スタート
相模原市麻溝公園ふれあい動物広場運営受託
1986年内蒙古大草原日中少年少女合同キャラバンを実施
1988年葛飾区上千葉砂原公園ふれあい動物広場運営受託(2009年度まで)
1990年ドイツ(シュタインフルト郡)との青少年相互交流開始
モンゴル国での大草原騎馬トレッキング開始
1993年夏のポニーキャンプでハンディキャップ児童の受入開始
モンゴル・ウランバートルに「ユートピア日本語学校」設立
1996年ユートピア日本語学校が「モンゴル文化教育大学」(4年制)に昇格
2001年小貝川ポニー牧場開設(茨城県取手市)
2002年愛媛県今治市「野間馬ハイランド」調教・飼育管理支援
2005年新潟県長岡市での「小学校巡回ポニースク-ル」スタート(2018年度まで)
2007年横浜市こども自然公園万騎が原ちびっこ動物園運営受託(2020年度まで)
2009年板橋区立こども動物園 本園・分園・昆虫公園運営受託
2011年葛飾区立上千葉砂原公園ふれあい動物広場運営再受託(2020年度まで)
海老名市動物ふれあい施設運営受託
東日本大震災被災地支援活動(東北支援活動)スタート
2012年ポニースクールかつしかの軽乗チームがドイツに遠征、軽乗大会に出場
2013年公益財団法人ハーモニィセンターに移行
事業所
・事務局(東京都渋谷区)
・蓼科ポニー牧場(長野県茅野市)
・相馬ポニー牧場(福島県南相馬市)
・小貝川ポニー牧場(茨城県取手市)
指定管理者・受託運営施設
・碑文谷公園こども動物広場(指定管理者・東京都目黒区)
・ポニースクールかつしか(受託運営・東京都葛飾区)
・麻溝公園ふれあい動物広場(指定管理者・神奈川県相模原市)
・こども動物園本園・分園(指定管理者・東京都板橋区)
・上千葉砂原公園ふれあい動物広場(受託運営・東京都葛飾区)
・小貝川生き生きクラブ(受託運営・茨城県取手市)